本ページはプロモーションを含みます

深海魚「アブラボウズ」とは?生態・特徴を徹底解説!

こんにちは!ラブカ君です♪

 

今回は、美味しい深海魚「アブラボウズ」について

詳しく紹介していきたいと思います。

 

深海魚「アブラボウズ」とは?何目何科に分類されるの?

アブラボウズとはカサゴ目ギンダラ科に属する魚類で

最大で全長183cm・体重91kgに達し、

カサゴ目の魚類の中では最大級の大きさです。

 

北太平洋深海の水深400mの岩場に生息しており、

若いうちは体表に白い斑点がありますが、

成熟するにつれて濃い灰色に変わっていきます。

 

深海魚「アブラボウズ」の一番の特徴って何?

「アブラボウズ」は、市場でもなかなかお目にかかれないという高級魚です。

漢字で書くと「油坊主」または「脂坊主」と書くことができ、

名前のいわれは、字のごとく多くの油を含んでいることから来ています。

 

海の深い場所に生きるために体の約40%が脂肪分であると言われているほどです。

油が多いために調理方法としては刺身が一番適しており、

「白身のトロ」と呼ばれるほどで、多くの脂分が感じられます。

 

舌触りはトロリとしていますが、繊維質がしっかりあるので、

マグロのトロと言うよりもブリのカマトロの部分の食感に近いようです。

 

水揚げ後に肝臓などを取り除いた後、2・3日寝かせてからが食べ頃となります。

 

脂質分解酵素の乏しい体質の人は、脂を消化しきれず

腹をこわして下痢などの腹痛を起こすこともあるために食べすぎには注意が必要です。

 

一部の地方自治体では、腹身を含む部位を1食につき刺身で60g以上、

焼き身で120g以上食さないようにとの行政指導を出していた程なので皆さんも気をつけましょう。

 

つまり食べすぎてしまうほど美味しい魚がアブラボウズなのです。

 

同じように食べ過ぎによる下痢や食中毒症状への

注意が指摘される深海魚にはアブラソコムツ・バラムツがいますが、

こちらは食品衛生法上、一切販売が禁止されているために流通することが少ないですが、

一方でアブラボウズの脂分は前者と違い、人体に有害なワックス分が含まれていないため、

流通に関する規制は特にされていません。

 

 

それ以外の特徴や面白い生態は?

超高級魚とされるクエに外観が似ていることから、

特にクエを珍重する西日本地域において偽装表示事件が

ニュースとしても取り上げられていることがよくあります。

 

2008年3月には大阪府の卸売業者、株式会社矢崎がクエに偽装したとして、

JAS法違反で改善指示を受けたほか、福岡県の料理店でも偽装に関連した捜査が行われています。

 

近年、クエの人気が高まり高値になることが珍しくないことから、

クエよりも安価なアブラボウズが流用されているのでしょう。

 

超高級魚とされるクエには及ばないものの、

アブラボウズもまた高級魚として認知されています。

 

クエの好まれる理由は淡白で味わい深い白身にあり、

一方、アブラボウズは脂の乗った甘みのある白身に価値が

見出されているために実際に食してみると違いがはっきりとわかるでしょう。

 

また、クエはアブラボウズの3倍から7倍ほどの価格で取引されており、

この二種が形成すべき市場は本来なら大きく異なるものです。

 

アブラボウズは銚子漁港に水揚げされたものは最高級品として高値で取引されるほか、

神奈川県、静岡県の各漁港では「おしつけ」の愛称で古くから重用されるなど、

東日本特に関東・東海地方で珍重されてきました。

 

深海魚「アブラボウズ」の餌は?捕食方法は?

肉食性で、小型魚類や軟体動物、ヒトデ類などを捕食しているといわれています。

 

特に特殊な食性はなく、クエなどと同様の餌を食していると考えることができるでしょう。

 

カサゴ目であるために底に潜みながら獲物を探していると思われます。

 

釣りなどでも楽しめそうな魚ですね。

 

深海魚「アブラボウズ」は深海何mに生息し、世界の分布はどうなっているの?

生息域は、和歌山県から三重県にかかる熊野灘から、

北の太平洋側、オホーツク海、オホーツク海東部、

カムチャツカ半島東岸、アリューシャン列島、

アラスカ湾〜モントレー湾、天皇海山、やや深場の岩礁域です。

 

幼魚は外洋域の表層の流れ藻や木片などの漂流物に付きながら生息するが、

成長すると水深のある岩礁域へ群れるようになります。

 

成魚の生息水深は200~600mと言われていて寒海性の深海魚といえるでしょう。

 

というわけで、

本日は以上!

それでは次回もお楽しみに!

 

このブログを読んで

一緒に深海の庭を散歩してみませんか?

 

ぽちっと押してくれた凄く嬉しいです♪


人気ブログランキング

 

おすすめの記事