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深海魚「ミズウオ」とは?生態・特徴を徹底解説!

こんにちは!ラブカ君です♪

 

今回は、不思議な深海魚「ミズウオ」について

詳しく紹介していきたいと思います。

 

深海魚「ミズウオ」とは?何目何科に分類されるの?

ヒメ目ミズウオ科に属する硬骨魚類の一種で大型の魚で1.5-2.5mまで成長します。

 

釣りの好きな方はこの名前を聞いたこともあるでしょう。

しかし食用としてはあまり適さず、鮮魚店に並んでいることは少ないので、

釣りなどをやらない方は馴染みのない魚だと思います。

 

今回は食用に適さない理由も含めて特徴や生態に触れていきましょう。

 

深海魚「ミズウオ」の一番の特徴って何?

ミズウオには、実は雌雄同体という特徴があります。

 

一般的な動物はオスが精巣、メスが卵巣をもち、オスとメスが出会って子孫を残しますが、

しかしミズウオは、ひとつの体に卵巣と精巣を両方もっている特殊な魚です。

 

深海では繁殖の相手と出会う機会が少ないので、

ほかのミズウオと出会ったら子孫を残すチャンスを

無駄にしないようにこのような特徴を持っていると考えられています。

 

オスとメスがどちらの役割も果たせるので、

生物の数が少ない深海で生きのびるための戦略は様々なものがありますね。

 

それ以外の特徴や面白い生態は?

体は細長く、やや左右に平べったい魚です。

体表には鱗がなく、銀色の光沢を持っています。

 

他の多くの中層遊泳性深海魚の例とは異なり、発光器は持たず、

背ビレが非常に大きく、体の3分の2を占め、拡げると体よりも大きいです。

幼魚のヒレは比較的小さく、サバなど一般的な魚に似た姿をしています。

 

目が大きく、吻は尖って伸びており、

大きな口には鋭い牙を備え、いかつい顔つきです。

 

貪欲な肉食性の魚類で、その大きな口と牙で、

深海の他の生物を見境無く丸呑みにしていきます。

 

まれに共食いを行い、過大な獲物を消化管に

詰まらせて死んでしまう例も報告されているそうです。

 

牙は獲物を切り裂くために使われているわけではなく、

捕えた獲物を逃がさない檻のような役目を果たしていると考えられています。

 

筋肉には水分と脂肪分が多量に含まれ、

煮たり焼いたりすると水分が抜けて肉が縮み、

溶けてしまうかのような姿になります。

 

「ミズウオ」という名前の由来はここからきており、

普通は食用としての価値はほとんどないですが、

比較的新鮮な個体を生のまま醤油漬けにして食べるとこんにゃくのような味がするそうです。

 

深海魚「ミズウオ」の餌は?捕食方法は?

ミズウオの胃から特に多く見つかった生物は、

軟体動物ではアカイカの仲間が計31個体、

節足動物ではオオタルマワシが計141個体、

原索動物ではサルパの仲間が計273個体、

魚類ではマアナゴが計160個体で確認されています。

 

ミズウオがこれらを好んで食べているというよりは、

海中でのこれらの生きものの生息数が多く、

出会いやすいのではないかと考えることが可能です。

 

またユウレイイカやテンガイハタなど、まれにしか採集されない

めずらしい深海生物も見つかることもあり深海魚研究にはうってつけの生物でしょう。

 

ミズウオはマグロ延縄にかかることもあるなど、

深海魚としては比較的目に付く機会は多く、

浜辺に打ち上げられたり、捕獲されたりしたミズウオの胃からは、

丸呑みされた他の深海魚など貴重な標本が得られることもあります。

 

近年では、ミズウオの胃の中からビニール袋などの

プラスチック製品がしばしば見つかっているそうです。

 

貪欲な性格によって飲み込まれた消化できない化学製品が、

ミズウオを衰弱させている可能性があると示唆されています。

 

人間が投棄したゴミがどれだけ海を汚しているのかという海洋汚染の実態を知る上で

重要な標本となりうりミズウオからわかることは様々です。

 

深海魚「ミズウオ」は深海何mに生息し、世界の分布はどうなっているの?

ミズウオは深海で生活していますが、

表層水温の下がる夜間や冬季には浅海に上がってくることもあるようです。

 

弱った個体が浜辺に打ち上げられ、新聞やニュースなどで話題となることも多々あるでしょう。

 

日本の近海では、北海道以南の温暖な海域を好んで、

太平洋、日本海、東シナ海などの広範囲で生息が確認されます。

 

そして日本列島からはるか遠く離れているインド洋、大西洋、地中海など、

世界中の深海域にも同じ種類のミズウオが生息しています。

 

普段の成体のミズウオは、水深900~1,500メートルまで潜っているのが通常ですが、

しかし深海魚と言っても、ミズウオは比較的に浅い海まで顔を出す生態があり、

稀に海面近くまであがってくることもあるそうです。

 

 

というわけで、

本日は以上!

それでは次回もお楽しみに!

 

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