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深海魚「リュウグウノツカイ」とは?生態・特徴を徹底解説!

こんにちは!ラブカ君です♪

 

今回は、綺麗な深海魚「リュウグウノツカイ」について

詳しく紹介していきたいと思います。

 

深海魚「リュウグウノツカイ」とは?何目何科に分類されるの?

「リュウグウノツカイ」という名前は非常に印象的ですよね。

深海に住み、群れを作らずに単独で生活する深海魚で、

ゴージャスな見た目から「竜宮城からの使者」という意味で

「リュウグウノツカイ」という名前が名付けられました。

 

まれに近海で泳いでいる様子が発見される深海生物で、

つい最近では沖縄県読谷村の沖合で雌雄の個体が網に掛かりました。

 

2匹から精子と卵子を取り出し人工授精・人工孵化させたところ

20匹を孵化させることに成功!

世界初の事例となるニュースがありました。

 

リュウグウノツカイはアカマンボウ目リュウグウノツカイ科に属しますが、

「マンボウは丸いから全く違う種類じゃないの?」と疑問に思われる方も多いと思います。

 

しかし、同じ目に属しているからには

リュウグウノツカイがマンボウに似た

内部構造を持っているという事ですので、

その点についても詳しく説明していきましょう!

 

深海魚「リュウグウノツカイ」の一番の特徴って何?

リュウグウノツカイは現生する硬骨魚類の中で最長で

一番の特徴は銀色に光る体表です。

 

体の表面に「グアニン」というアミノ酸の板状の結晶があり、

これが可視光線を反射するため、

鱗が無いにもかかわらず鏡面のように美しく輝く銀色に光ります。

 

さらに身体の上下に深い紅色の背ビレ・胸ビレ・腹ビレがあり、

背ビレは頭部から尾の先端まで繋がっています。

ヒレを支えるスジの数は260-412本とかなり数が多いのも特徴の1つです。

 

この多数の背ビレのうち、

前方の6-10本のみがヒゲのように細長く伸びており、

まるで髪の毛をなびかせるように水中に漂わせます。

 

その一方で腹ビレは背ビレと比べると

左右1本ずつの計2本しか生えておらず非常に数が少ないです。

 

糸のように長く発達し、先端がオール状に膨らんでいることが特徴で、

この腹ビレは食性とも深く関係しています。

このような派手な見た目で水中を漂う様子が特徴的な生物です。

 

それ以外の特徴や面白い生態は?

リュウグウノツカイは

通常、頭を上にした「立ち泳ぎ」の状態で

静止しながら水中を漂っていますが、

 

移動をする時には体を斜めに傾け、

長い背ビレを波打たせるようにして泳ぐと考えられています。

 

これらの習性から、

私たちもよく耳にする「タチウオ」

に非常によく似た部分を感じますね。

 

タチウオは海の深みを背景に、

ほとんど体を動かさず、

じっと直立することで下方に広がる暗闇に溶け込み

存在感をできるだけ小さくし天敵からも餌から見つかりにくくしています。

 

そのためリュウグウノツカイも

似たような理由で立ち泳ぎをしているのではないか?

と考えられています。

 

また面白いことに大きく長い体をもつリュウグウノツカイですが、

内臓は頭部のほうにコンパクトに収納されていて、

このことからリュウグウノツカイは

マンボウの尾を長くした生物と考えることもできそうです。

 

また、体の後ろ半分を失っても生きていくことが可能で、

天敵に襲われた時、または餌がとれずに消費エネルギーを節約する際などは、

自分で体を切り離す「自切」を行います。

 

この点は陸上で生活するヤモリなどと似ていますが

再生能力はありません。

 

なので、切り離したのは良いが

体の一部がないまま生活することになります。

 

この「自切」に関しては

今後の生存確率が低くなってしまうリスクもあるので、

最終手段という事ですね。

 

深海魚「リュウグウノツカイ」の餌は?捕食方法は?

主な餌はプランクトンやオキアミなどの甲殻類です。

長い腹ビレの先端に多数の化学受容器が確認されており、

獲物を見つけるための感覚器官となっています。

 

また、リュウグウノツカイには歯が無いため

大きな獲物に噛み付くということは考えらません。

なので、プランクトンなどを吸い込むように捕食すると考えられます。

大きな体には似合わず小さい生物を食べることには驚きです。

 

深海魚「リュウグウノツカイ」は深海何mに生息し、世界の分布はどうなっているの?

リュウグウノツカイは、

北海道以南の日本海、太平洋、インド洋、地中海東部などの

世界中の外洋に分布し、群れを作らずに単独で生息しています。

 

卵は浮性卵で、海中を浮遊しながら発生し、

孵化後の仔魚は外洋の海面近くで

プランクトンを餌として成長していくそうです。

 

そして稚魚は成長に従って成体の生息する水深200~1000mほどの

深海の中層へ移動すると考えられています。

 

 

本日は以上!

それでは次回もお楽しみに!

 

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