ラブカ 不気味な深海魚

ラブカは「生きた化石」ではない!?決定的な2つの理由とは?

更新日:

こんにちは!ラブカ君です♪

 

今回は、みんな知らない「ラブカの真実」

について深くお話ししていきたいと思います。

 

 

結論

ラブカは「古代ザメと同じ種類」ではありません・・・(正解は誰にも分かりませんが・・・)

 

 

【ラブカの真実】そもそもなぜ古代ザメと呼ばれるようになったのか?

 

一般的に、ラブカは「古代ザメ」と呼ばれています。

 

 

ネットで調べてみても「生きた化石」や「古代サメ」

という表現がされていますが、

そもそもなぜそう呼ばれるようになったのでしょうか?

 

 

これは「古代ザメの特徴」一致する部分があったからです。

 

 

ラブカと古代サメの共通点とは?その①「歯の特徴」

 

ラブカの「歯」はとても特徴的です。

三つ又の形状をしており、

一度捕まえた魚を逃がさない構造になっています。

 

 

これは、3億6000万年前に栄えた

「クラドセラケ」

という古代ザメの歯の特徴と一致しているのです。

601048207.jpg.jpeg

【参照:クラドセラケの画像

 

【クラドセラケの歯】 【ラブカの歯】
イメージ 1

参照:kulifのブログ

 

参照:深海生物大辞典

 

 

ラブカ君
クラドセラケも歯が三つ又なんだよ~。ボクと似てるね~♪

 

 

ラブカと古代ザメの共通点とは?その②「アゴの特徴」

 

現代に生きるサメの口は

「頭の下」についています。

 

ミツクリ君
俺みたいな感じだ!

 

 

そして、アゴと頭蓋骨がゆるく連結されている為、

獲物を捕まえる際に、口を突き出して

ガブっと噛みつくことが出来るような作りになっています。

 

 

 

では、ラブカの口とアゴはどうなっているのでしょうか?

 

 

ラブカの口は、ヘビのような形をしており、

現代のサメとは違い、頭の前方に付いています。

 

 

しかも、現代のサメと同じような可動性はなく、

頭の前に開くだけの作りです。

 

 

これら違いから、現代のサメとは違う種類だと考えられていて、

逆に、この特徴を有しているのが

古代ザメ「クラドセラケ」だったのです。

 

 

 

「古代ザメ」と特徴が一致している部分がこれだけあれば、

「ラブカは古代ザメの生き残りだ!」

と、言いたくなる気持ちも分かりますよね。

 

 

 

しかし、実はこれ、間違った見解なんです!

 

メンダコ君
科学が進歩すれば、今まで分からなかったことが見えてきます。

 

 

【ラブカの真実】ラブカが「古代ザメ(クラドセラケ)」ではない決定的な2つの理由!

 

ラブカは1884年に日本で初めて発見されました。

その当時は、先ほど述べたように、

 

・歯が三つ又で古代ザメと似ている

・口が前の方に開く

・顎を突き出せない

 

 

これらの特徴から、

「クラドセラケ」と結び付けられ、

「生きた化石」呼ばれるようになりました。

 

 

しかし、解剖学の技術が進歩したことにより、

新たな発見があったのです。

 

 

ラブカ君
「古代ザメと同じ種類」という見解には100年もの歴史があるらしいよ。それが覆るって・・・技術の進歩は凄い!

 

 

ラブカが「古代ザメ」ではない理由①「胸ビレの特徴」

 

ラブカが古代ザメではない理由として、

決定的なものが2つあります。

 

 

1つ目は、「胸ビレ」です。

 

 

クラドセラケの胸ビレは

現代のサメと違い「形状」も「性能」も全く異なっています。

 

 

クラドセラケの胸ビレは

飛行機の翼と同じで、横にせり出ているだけの

ただの突起に過ぎません。

 

 

 

付け根を動かせる可動性がないので、

泳ぎも上手ではなかったと言われています。

 

 

逆に、現代のサメは、

胸ビレの付け根が自由に動かせる可動性があるので、

クラドセラケと比べて泳ぎも上手です。

 

 

では、肝心のラブカはどうでしょうか?

 

 

ラブカの胸ビレの構造は

現代に生きるサメと全く同じで、

可動性のある胸ビレなのです。

 

 

ミツクリ君
なるほど・・・胸ビレは現代型のサメと一緒なのか!でもそれだけじゃ根拠としては弱くない?

 

 

ラブカが「古代ザメ」ではない理由②「アゴの特徴」

 

ラブカが古代ザメではない理由の2つ目は、

「アゴの特徴」です。

 

 

メンダコ君
あれ?アゴの特徴ってクラドセラケと同じじゃなかったっけ?

 

 

そうなんです!

 

 

先ほど、「ラブカは、古代ザメのアゴと同じ特徴を持っている」

と説明しましたが、

実は、これが「間違っている」という事が分かったのです。

 

 

解剖学の技術が進むにつれて、新しい発見がありました。

実はラブカのアゴは特殊な変化を遂げていて、

「突き出せないように作り変えられているだけ」だったのです。

 

 

つまり、ラブカは特殊な進化をしているものの、

内面は「現代のサメ」と同じだという事!

 

 

 

【ラブカの真実】ラブカは「特殊化した現代のサメ」である

 

ここで今までの情報を整理します。

 

 

【ラブカと古代ザメの共通点】

・歯が三つ又で古代ザメと似ている

・口が前の方に開く

・顎を突き出せない

 

⇩⇩⇩

 

 

「クラドセラケと共通するところが多い!

ラブカは古代ザメと同じ種類だ!」

 

 

⇩⇩⇩(技術の進歩)

 

【ラブカの真実】

・胸ビレの構造は現代のサメと全く同じ

・アゴも実は特殊な進化をしているだけで、現代のサメと同じ形状だった

 

⇩⇩⇩

 

【結論】

ラブカとクラドセラケの共通点は薄く、

構造は「現代のサメ」と同じ。

つまり、ラブカは「特殊化した現代のサメ」である。

 

 

 

【ラブカの事実】実は1990年代には分かっていた

 

以上が、

深海魚好きの私が学んできた

現代の事実です。

 

 

でも、この見解、

実は、1980年代には既に知られていました。

 

 

初めてラブカが見つかったのが1880年代で、

そこから100年経って見解の見直しが行われ、

そこからさらに10年経った1990年代になると

新しい見解が「決定的」なものになったそうです。

 

 

そう考えると、

現在この記事を書いているのが2019年なので、

1990年から約30年経った今でも

偏った知識が広がっているというわけですね。

 

【ラブカの事実】最古のサメであるのに間違いはなさそう?

 

ただ、

実はラブカは、現在生きているサメの中では

最も古いサメの一種と言われています。

9500万年前の地層で、ラブカに似ている特徴を有した化石が発見されたとか・・・

そういう意味では「生きた化石」と呼べるかもしれませんね!

 

ラブカ君
う~ん。結局、どちらが正解なのかは分からないね・・・

 

深海はまだまだ未知に満ちあふれていますからね。

正解はまだ誰にも分かりません。

そこが深海の魅力です♪

 

 

このブログでは、

今までネットでは語られていなかった

面白くて楽しくて不思議な「深海魚」の魅力について

多く語っていけたらと思っています。

 

 

次もお楽しみに!

このブログを読んで

一緒に深海の庭を散歩してみませんか?

 

 

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