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深海魚「ニシオンデンザメ」とは?生態・特徴を徹底解説!

こんにちは!ラブカ君です♪

 

今回は、不気味な深海魚「ニシオンデンザメ」について

詳しく紹介していきたいと思います。

 

深海魚「ニシオンデンザメ」とは?何目何科に分類されるの?

ニシオンデンザメとはツノザメ目オンデンザメ科に属するサメの1種で

オンデンザメと特徴がよく似ていて北極海域に生息する唯一の鮫であるとされています。

 

ずんぐりとした体型で、遊泳速度は平均時速1km程度、

最高でも時速3km程度と言われており、泳ぐのが最も遅いです。

 

歯はおろし金のように並んでいて、この歯によって噛まれてしまうと

船のスクリューに巻き込まれたかのような傷ができてしまいます。

動きはのろいのに恐ろしい魚がニシオンデンザメです。

 

深海魚「ニシオンデンザメ」の一番の特徴って何?

地球上もっとも長寿な脊椎動物はニシオンデンザメだと考えられています。

 

確認されている個体だけで全長5メートル以上もあり、

1930年代、デンマークの水産生物学者が偶然2度ニシオンデンザメを

捕獲したことによって記録された体長をもとに成長速度を計算した結果、

長寿であることが明らかになりました。

 

しかし、実際に年齢まで把握することは困難であり、

現在では物理学において、「炭素14年代測定」という年代測定法が用いられています。

 

この方法は、人の場合生まれてからずっと変わらない状態で残る

特殊な細胞があることに着目し、その細胞に蓄えられている炭素14の量により、

持ち主がいつ生まれたのかを特定する方法です。

 

研究で調査を行なった結果、28匹の平均年齢は272歳、

そして性的に成熟する年齢は156歳(±22年)だと判明しました。

 

さらに、体長が一番大きかった個体の年齢は推定392歳(±120年)だとわかったそうです。

 

これによりニシオンデンザメは地球上の脊椎動物で

最も長寿な生き物だという科学的な根拠が確立されました。

 

ニシオンデンザメの長寿の秘訣はまだ解明されていませんが、

彼らのゆっくりとした生活に関係性があるかもしれません。

 

ニシオンデンザメは泳ぐのが極端に遅く、

時速1.2キロメートルほどで水の中を移動します。

 

加えて冷たい海に住んでいるので代謝もゆっくりで、

成長するのもゆっくりときているから、

人間とはまったく違う時間の流れのなかで生きている可能性が考えられそうです。

 

それ以外の特徴や面白い生態は?

体が大きく、その貪欲な食性のため潜在的に危険なサメとされていますが、

普段は人の泳げない低温海水域に生息しているので人間に直接害を及ぼすことは無いです。

 

ニシオンデンザメの肉にはトリメチルアミン-N-オキシドという毒があって、

焼いて毒抜きしないと食べられないと言われています。

 

肝臓はオンデンザメと同様に肝油などに利用され、

アイスランドでは発酵食品ハカールの素材にもなるため、

北極海近辺では需要があり年間3万頭あまりが捕獲されている漁業資源です。

 

イヌイットの人々は疑似餌を丈夫なロープにくくりつけ、

氷の下に巻き、そこで誘い出されたニシオンデンザメを捕獲し利用していたとの報告もあります。

 

深海魚「ニシオンデンザメ」の餌は?捕食方法は?

普段は深海に身を潜ませているが、捕食するために海面に上がってきて魚類、アザラシ、

時にはホッキョクグマを捕食していると胃の内容物の調査から判明しています。

 

ニシオンデンザメは動きがのろいのに

泳ぐ速度の速いアザラシなどの生物が捕食されるなんて不思議ですね。

 

ただ、現在では眠っているアザラシまたは死んでいるアザラシを

食べているのではないかと仮説が立てられているようです。

 

睡眠中のアザラシの襲撃説を裏付けるため、

日本の研究チームがニシオンデンザメにカメラを取り付けて調査を行なっているそうです。

 

深海魚「ニシオンデンザメ」は深海何mに生息し、世界の分布はどうなっているの?

主にグリーンランド沖の冷たい海に生息する巨大な深海魚で、

北極海などの水深100~1200メートルに生息しています。

 

北極海というと、生物の少ない厳しい環境を連想するのではないでしょうか。

 

ところが北極海太平洋側に位置するチャクチ海南部は、

世界の海と比べても特に生物活動が盛んな海域です。

 

ニシオンデンザメもその地域を中心にして活動している可能性があります。

 

 

というわけで、

本日は以上!

それでは次回もお楽しみに!

 

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