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深海魚「チョウチンアンコウ」とは?生態・特徴を徹底解説!

こんにちは!ラブカ君です♪

 

今回は、不気味な深海魚「チョウチンアンコウ」について

詳しく紹介していきたいと思います。

 

 

深海魚「チョウチンアンコウ」とは?何目何科に分類されるの?

多くの方が深海魚で想像するのがチョウチンアンコウだと思います。

 

アンコウ目チョウチンアンコウ科に属する魚類で丸みを帯びた体型と、

餌を誘うために用いられる頭部の誘引突起が特徴の魚です。

 

アンコウ目の魚にはおおまかに3つのグループがあり,

「アンコウ」を含むグループ,イザリウオという魚に代表されるグループ,

そしてチョウチンアンコウなどの深海魚のグループがあります。

 

アンコウの体長は、メスが40-50cmほど、オスは極端に小さく5cmほどしかありません。

紫がかった灰色や黒色をしていて、体は丸っこく、下顎が出ています。

 

深海魚「チョウチンアンコウ」の一番の特徴って何?

一番の特徴は生殖方法です。

形状から誘引突起も大きな特徴であり、

生殖方法にあまり注目されませんが、面白い生態をしています。

 

チョウチンアンコウのオスの体長は、メスの10分の1ほどしかありません。

一見別の種類の魚かと思ってしまいますが、これだけの差があるのには理由があります。

 

多くの生物のオス同様、チョウチンアンコウのオスもメスを求めて生きます。

しかし彼らの場合、メスを見つけると交尾をするのではなく、体に噛みつくのです。

 

そしてそのまま離れず、特殊な酵素を出して徐々に融合していきます。

 

最終的にオスの体は吸収され、精巣のみが残り、メスはいつでも出産をできる体になります。

ちなみに融合できるオスは1匹のみとは限らず、

同時に複数匹のオスがメスの体にくっついていることもあるそうです。

 

なぜこのような特殊な生殖方法をとるのか、明確なことはわかっていませんが、

確かに合理的だと考えられる理由がいくつかあります。

 

まずチョウチンアンコウが生息している深海は、餌がとても少なく、

個体数が多いと同じ種のなかでも餌を取り合うことになってしまうことです。

 

さらに、広大な海でオスとメスが出会える可能性はかなり低いので、

1匹のメスに複数匹のオスが融合したほうが子孫繁栄に効率的だということです。

 

それ以外の特徴や面白い生態は?

誘引突起に関して説明します。

チョウチンアンコウの頭に突き出ているアンテナのような竿は

背ビレが変化した誘引突起で、先端の膨らみがエスカと言われています

 

エスカの膨らみの中心はバクテリアの培養室で、

発光バクテリアを共生させています。つまり、生物発光です。

 

培養室の上部は半透明で、細い開口部があり、ここから発光物質を噴出させます。

 

エスカから出ている肉質突起や10本ほどある糸状の部分は光ファイバーと構造が似ているそうです。

 

中心には透明な組織が通っていて、培養室の発光バクテリアの光を先端の発光器に届けています。

こうすることで光らせること可能になるのです。

 

深海魚「チョウチンアンコウ」の餌は?捕食方法は?

実はメスとオスで捕食方法が大きく異なります。

多くの場合、誘引突起を使って餌をおびき寄せて捕食していると考えられていますが

実際にはメスにしか誘引突起が備わっていないのです。

 

この誘引突起には前述のように獲物を捕るための

疑似餌であるルアーや発光器官が備わっています。

 

メスはこのルアーを巧みに動かし、近寄ってきたエビや小魚を食べます。

胃袋も大きくなるので多くの餌を呑み込んで

30cmと大きく育ちオスを寄せるフェロモンを放出するそうです。

 

一方オスはルアーも発光器官も備わってなくメスより鋭い目と

発達した感覚器官、咬む力の強い口で餌を捕えます。

 

オスは優れた視覚で餌を見つけて襲い、咬みつくと鋭い歯で相手を逃がしません。

胃袋など消化器系はあまり発達していなく身体は大きくなれないためにメスと比べると貧相です。

 

深海魚「チョウチンアンコウ」は深海何mに生息し、世界の分布はどうなっているの?

主な生息地は大西洋の深海部、そのほかではカリブ海の熱帯域や、

太平洋、インド洋にも分布していますが捕獲した数はあまり多くはありません。

 

一方で、大型の個体は北方の海域から底引き網によって、

または漂着個体として得られる傾向があるようです。

 

具体的な水深は明らかになっていませんが、200~800m域でよく捕獲されるようです。

 

 

というわけで、

本日は以上!

それでは次回もお楽しみに!

 

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