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深海魚「ラブカ」の生態・特徴を徹底解説!生きた化石の由来とは?

こんにちは!ラブカ君です♪

 

今回は、不気味な深海魚「ラブカ」について、

詳しく紹介していきたいと思います。

 

2018年にTOKIOの鉄腕ダッシュで、

生きたままのラブカを捕獲することに成功したことで、

一気に知名度があがりましたが、

その生態についてはまだまだ多くの謎に包まれております。

 

今回は深海魚好きの私が知り得る情報を発信していきたいと思います!

 

[st-kaiwa1]ネットには載っていない情報も教えるよ♪[/st-kaiwa1]

 

 

深海魚ラブカ徹底解説!ラブカって何?

ラブカとは、

カグラザメ目ラブカ科に属するサメの仲間です。

体長は1.5M~2Mくらい。

水深数百~1500mに生息するので、深海魚の部類になります。

 

 

TOKIOが生きたラブカを捕獲したことで、

「ラブカを知ってるよ!」

という人も増えたのではないでしょうか?

 

 

夜中に子供に見せたら号泣してしまいそうなくらい

不気味で怖い見た目をしているラブカですが、

 

実は動きもゆったりしていますし、

口もぽかーっと開けっ放しで泳ぐので

一般的なサメのイメージとは違い、

温和で少し間抜けっぽい見た目ですね。

 

 

[st-kaiwa1]間抜けって・・・(汗)口を閉じないのにはしっかりとした理由がありますよー![/st-kaiwa1]

 

 

深海魚ラブカ徹底解説!ラブカの特徴とは?

 

ラブカには他の深海魚と比べても

様々な特異な特徴が存在します。

その特徴の多さも魅力の1つになっています。

 

ラブカの歯の特徴

ラブカの歯は、三つ又の槍のような形状をしています。

そのギザギザの三つ又が、歯の後方までずらっと並んでいますので、

剣山のような口をしていますね。

 

その形状のおかげで、捉えた獲物を逃がさないような作りになっていますので、

餌の少ない深海ならではの特徴と呼べるかもしれません。

 

 

ラブカのアゴと口の特徴

現代に生きるサメたちは、

頭蓋骨とアゴの関節がゆるく連結している為、

獲物を捕まえる際に、

ガバッと口を前方に開くことが出来る作りになっています。

 

しかしラブカは、アゴが固く連結されているので、

現代のサメのように口を前方に付き出すことはできません。

しかもアゴがほぼ固定されて状況なので、

あまり咀嚼することも出来ないと言われています。

 

なので、獲物は丸のみ!

ワイルドですね!

 

[st-kaiwa2]なるほど・・・。口を開けっ放しで泳いでいる理由は獲物を捕まえやすくするという事と、そもそも閉じることが出来ないからなんだね!なんだか難儀な魚だぁ(笑)[/st-kaiwa2]

 

 

しかも、口の位置にも特徴があります。

現代のサメは「頭の下」に口があるのですが、

ラブカは「頭の前」に口があります。

つまりヘビのような口をしているのです。

 

・歯も特徴的

・アゴも不自由、

・口も前方に開くスタイル

 

実はこれらの特徴は

3億6000万年前に栄えた

古代ザメ「クラドセラケ」に酷似していると言われていて、

その結果、ラブカはクラドセラケの生き残りとして、

「生きた化石」と呼ばれるようになりました。

 

 

ラブカの胸ビレの特徴

 

古代ザメ「クラドセラケ」の胸ビレは

飛行機の羽のように体に固定されていた為、

泳ぎの制御があまり得意ではなかったと考えられています。

 

しかし、ラブカの胸ビレは現代のサメと全く同じ形状をしていて、

可動性の高い胸ビレになっています。

つまり、クラドセラケよりは泳ぎが上手だという事です。

 

この時点で、

「あれ?クラドセラケと胸ビレの作りが違うじゃん。別物じゃね?」

という見解が広まったらしいのですが、

果たしてクラドセラケとの繋がりはあるのでしょうか?

 

 

ラブカの尾ヒレの特徴

ラブカの尾びれは細長く、

ひらひらしていて

フリルのような形状をしている為、

英名では「フリルシャーク」と呼ばれています。

 

見た目も、「サメ」と言うよりは

「ウナギ」に近く、

日本では「ウナギザメ」と呼ばれることがあるそうです。

 

[st-kaiwa3]フリルだったりウナギだったり散々な言われようだな・・・これでも立派なサメの仲間だぜ![/st-kaiwa3]

 

 

ラブカのエラの数

サメと言ったら「複数あるエラ」が特徴だと思います。

 

サメの絵を描けと言われれば

誰しもがエラを描くでしょう。

 

そんなサメの代名詞であるエラですが、

現代のサメにはエラが5つあるのに対して、

ラブカにはエラが6つもあります。

 

これも詳しい理由は分かっていませんが、

深海で生き抜く為の進化なのでしょうか?

 

 

因みにラブカは、シンゴジラのモデルと言われています。

シンゴジラの第一形態の首から上を見れば、

ラブカとそっくりなのが分かりますし、

シンゴジラにもエラが6つあるのですから

まさにラブカそのものですね。

 

 

深海魚ラブカ徹底解説!ラブカが生きた化石と呼ばれている理由

 

ここまでラブカの特徴を説明してきましたが、

「結局ラブカは古代ザメの特徴があるのか?ないのか?」

という疑問を持たれた方もいると思います。

 

先ほども説明したように

・歯も特徴的

・アゴも不自由、

・口も前方に開くスタイル

というのが古代ザメの特徴と一致している部分で、

それを理由に「生きた化石」と呼ばれるようになりました。

 

 

しかし実際は

・胸ビレの可動性が高いので、その点は現在のサメと同じ

という現代のサメの特徴も有しています。

 

どちらが正しいのでしょうか?

 

 

ラブカは生きた化石!?ホントとウソ

 

科学の進歩によって、

昔では分からなかった部分が見えてきます。

 

ラブカのアゴに関しても、

解剖学の進歩により、

新しい事実が発見されました。

 

それは、先ほど説明した

「ラブカのアゴは固定されている為、古代ザメと同じ特徴を持っている」

という点です。

 

実は、ラブカのアゴは、

「突き出せないように作り変えられるだけ」

であって、本当は現代のサメと同じ構造をしていたのです。

 

なぜ2次的に作り変えられたのかは

まだ謎のままですが、

どちらにしろ、内面的特徴は

現代のサメと一緒だという事!

 

つまり、

「クラドセラケ(古代ザメ)とは別の種類だった」

というのが今の新しい見解だそうです。

 

 

[st-kaiwa4]ではラブカは生きた化石ではないという事でしょうか?[/st-kaiwa4]

 

 

ラブカは最古のサメである事に間違いはなさそう?

 

ラブカとクラドセラケの共通点は

殆どなくなってしまいました。

 

という事は、ラブカは生きた化石ではないのでしょうか?

 

その答えはまだ正確には答えられませんが、

クラドセラケとの繋がりはなくても

「最古のサメ」である可能性はあります。

 

と言うのも、

実はラブカは、現在生きているサメの中では

最も古いサメの一種と言われています。

 

[st-kaiwa1]???なんで???[/st-kaiwa1]

 

それは9500万年前の地層で、ラブカに似ている特徴を有した化石が発見されたからです。

 

その化石がラブカそのものであれば、

9500万年前から姿を変えずに生き残ったという事で、

間違いなく「生きた化石」と呼ばれるでしょう。

 

 

そうなれば、

現代のサメの特徴を有している「ラブカ」が

サメのルーツになるかもしれませんね。

 

 

深海魚ラブカ徹底解説!ラブカの歴史とは?

ラブカは1880年代に日本で初めて発見されました。

 

[st-kaiwa1]まさかの「日本初」だったんですね![/st-kaiwa1]

 

ただし、生きた状態での発見ではありません。

ラブカが生きた状態で見つかったのは

2004年のアメリカが初となります。

 

その後2017年にはテレビ番組「鉄腕ダッシュ!」で

TOKIOが東京湾で生きた状態のラブカの捕獲に成功。

 

捕獲した個体は観察されたのちに

海に戻されたそうです。

 

[st-kaiwa3]生きた状態のラブカと出会えるなんて・・・流石TOKIOだ![/st-kaiwa3]

 

 

深海魚ラブカ徹底解説!ラブカの生息地と居住階層は?

ラブカの生息地は、数100m~1500m付近の深海に生息しています。

最大で1570m地点にてラブカの生息が確認されていますが、

通常であれば1000mより深い場所で見つかることは殆どないそうです。

 

分布として大西洋・太平洋全域で発見されており、

日本では相模湾や駿河湾で比較的多く発見されています。

 

駿河湾では浅めの水深50m~200mでも発見されていますが、

水温15度を超えると深場に移動する習性があるそうなので、

8月~11月付近には深場に移動してしまうとの事。

 

[st-kaiwa1]ボクに会いたければ寒い時期に来てください[/st-kaiwa1]

 

 

深海魚ラブカ徹底解説!ラブカの好物と捕食方法とは?

ラブカは主にイカやタコが好物らしいです。

 

[st-kaiwa1]魚よりタコが好きです[/st-kaiwa1]

 

[st-kaiwa2]食べられないように気を付けなきゃ・・・[/st-kaiwa2]

 

 

深海魚ラブカ徹底解説!ラブカの繁殖方法とは?

ラブカの繁殖方法は少し変わっていて、

一般的な魚たちと違って、「お腹の中」で卵を育てます。

「卵胎生」という繁殖方法ですね。

 

[st-kaiwa1]普通の魚は岩などに卵を産み付け、守りながら育てていくスタイルです[/st-kaiwa1]

 

 

卵胎生とはお腹の中で卵を育てて、

卵が孵化したら親の体から放出する産卵方法ですので、

産むまでの間に安心して子育て(卵育て)をすることが出来ます。

 

[st-kaiwa2]卵胎生の方が、安心して子供を産めるね![/st-kaiwa2]

 

一度に産む稚魚の量は6匹~12匹と言われていて、

そこまで多くありません。

 

因みに、かの有名なシーラカンスも

ラブカと同じ卵胎生で卵を産むので、

深海ならではの生存本能なのかもしれませんね。

 

 

深海魚ラブカ徹底解説!ラブカって食べれるの?

 

実はラブカは食べれます。

 

一般的なサメはアンモニア臭が酷く

酢味噌和えなどの匂いを消す方法で

しっかりと調理しなければ食べることは難しいです。

 

しかし、ラブカは深海に生息しているからなのか、

臭みも無く、淡白な味わいだとか・・・

機会があれば是非食べてみたい魚の1つですね!

 

[st-kaiwa3]俺も一口食べてもいいかな?[/st-kaiwa3]

 

[st-kaiwa1]ひえぇ~(ラブカの天敵は自分より大きなサメです)[/st-kaiwa1]

 

 

深海魚ラブカ徹底解説!まとめ

いかがでしたでしょうか?

 

この記事で、現在知られている限りの

ラブカ特徴・生態などをまとめてみました。

 

しかし、ラブカに限らず、

深海の生物達はまだまだ謎だらけです。

 

深海の最奥にたどり着くのは

月に行くより難しいと言われているくらいですから、

深海にはまだまだ私たちの知らない神秘が眠っているかもしれませんね。

 

 

このブログでは、

今までネットでは語られていなかった

面白くて楽しくて不思議な「深海魚」の魅力について

多く語っていけたらと思っています。

 

 

次もお楽しみに!

このブログを読んで

一緒に深海の庭を散歩してみませんか?

 

 

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